PC運用

Windows10をLinux/Ubuntuへ入れ替え!

Windows10が2025年10月にサポート終了するにあたり、OSをLinuxに入れ替えてみました!

ちなみに、Linux OSには様々なディストリビューション(パッケージの種類)がありますが、中でも、マウス操作もコマンド入力もでき初心者にも人気なのが「Ubuntu(ウブントゥ)」です。

今回は、OSをそのUbuntuに変更した手順をご紹介します!

OS入れ替えの全体的な流れ

OSをWindows10からLinux/Ubuntuへ入れ替えする場合の大まかな流れは以下の通りです。

OS入れ替えの流れ

  • (新)Linux(Ubuntu)のイメージファイルの入ったUSBメモリを作成
  • (旧)Windows PCをUSBメモリから起動して、Linux(Ubuntu)をインストール
  • インストール後の設定

それでは、上記の流れを一つずつ見ていきましょう!

UbuntuイメージファイルのUSBメモリを作成

まず、Ubuntuをインストールする前の準備として、Ubuntuのイメージファイルを含めたUSBメモリを作成する必要があります。

必要なものは3つ

  1. Ubuntuデスクトップ版のイメージファイル
  2. イメージファイルをUSBメモリへ書き込むためのアプリ「Rufus」
  3. 8GB以上のUSBメモリ

Ubuntuイメージファイルをダウンロード

まずは、インターネットから検索して、インストールに必要な「Ubuntuデスクトップ版」のイメージファイルを取得します。
ちなみに、デスクトップ版というのは、PC用ということで、もちろんノートPCでも使用できます(^^)/

ブラウザで「Ubuntu」と検索・ダウンロード

ブラウザから「Ubuntu」で検索すると、「https://jp.ubuntu.com」のサイトがありますので、そちらを開き、「Ubuntu Desktop 24.04 LTS」と記載があるところの「ダウンロード」をクリックします。
※現時点(2024年7月)における最新のパッケージが、2024年4月リリースされたもので、サポート期間はそれから5年間となっています。

参考

検索すると下画像の「Ubuntu Japanese Team」というのもあります。日本のコミュニティが日本語を充実した環境として改良したパッケージになり、2022年のものが最新だったため、今回は上画像の本家のパッケージにしました。本家のパッケージもインストール段階で日本語環境にはできますので、その点では問題ありません。

USBメモリ作成アプリ「Rufus」を入手

次にUbuntuのイメージファイルの入ったUSBメモリを作成するためのアプリ「Rufus」をダウンロードします。

ブラウザで「Rufus」と検索・ダウンロード

ブラウザから「rufus」と検索し、該当ページを開いたらダウンロードリンクを押下してダウンロードします。

Ubuntuインストール用のUSBメモリを作成

では、UbuntuをインストールするためのUSBメモリを作成します。

参考

「Rufus」を使うのは、単にイメージファイルをコピーするだけではなく、USBメモリを一つのドライブとして、起動やインストールするプログラムと一緒に作成する必要があるからです。
「Rufus」以外にも同様のアプリもありますが、今回はこちらを使っています。

USBメモリ差し込み⇒Rufusを実行

PCに8GB以上のUSBメモリを差し込み、エクスプローラーで「ダウンロード」フォルダを開きます。

ダウンロードフォルダの中身

  1. Ubuntuデスクトップ版のイメージファイル「~.iso」
  2. Rufusの実行ファイル「rufus-●.●.exe」

Rufusのexeファイルを実行

Rufusのexeファイルをダブルクリックで起動します。

確認と手順

  • [デバイス]の欄には差し込んでいる「USBメモリ」が自動で入ってきます。
  • [ブートの種類]の欄では、ダウンロードフォルダにある、Ubuntuのイメージファイルを選択します。
  • 「スタート」ボタンをクリックします。
  • <イメージの検出>画面で「ISOイメージで書き込む(推奨)」に選択されていることを確認し「OK」を押します。
  • 完了したら「閉じる」を押します。

これで、インストールする準備ができました。

では、ここからインストールする手順をご紹介します。

Linux(Ubuntu)のインストール

PCのブートメニューからインストール

PCを一度シャットダウンします。

PCにUSBメモリを差し込んだまま、下画面のブートメニューから開始します。

ブートメニューの起動

普通に電源ボタンを押したら通常のWindowsが起動します。
USBドライブから起動させるため、ブートメニューを表示させてUbuntuをインストールします。
ブートメニューの表示はPCによって、電源ボタン押してF1、F2またはF12のキーなどを連打して表示させます。
※ご自身のPCでのブートメニューの表示方法の確認が必要です。

ブートメニューから「Try or Install Ubuntu」が選択された状態でEnterキーを押します。(しばらくそのままでも自動で開始されます)

Ubuntuインストール設定画面にて各項目の選択

ここからは、選択画面がたくさんありますので、不要な方は飛ばしてください。

一通り簡単にご紹介します(^^)/

※各選択は、ご自身の環境などに合わせて自己責任にてお願いします。

言語選択画面

言語選択で「日本語」を選択すると以降、日本語での表示になります。

アクセシビリティ・キーボード等の選択

  • アクセシビリティが必要な方は選択して「Next」
  • キーボードの選択で「日本語」⇒「Next」
  • インターネットの接続方法は、インストール間における接続方法となります。私はここでは有線にしました。
    WiFiの設定は、インストール完了後にできます。

インストール方法・既定アプリ等の選択

  • 「今すぐアップデート」を適用した場合は、アップデート後にインストールの最初(言語選択)に戻ります。
    今回は「Skip」にしました。
  • インストール方法「対話式」か「自動」は、今回のインストール方法の場合は「対話式」になります。
    ※自動インストールとは、複数台にインストールするため、それに合わせたUSBドライブが必要となります。
  • アプリを入れる状態は、既定の最小限の状態か、拡張選択か選べます。私は拡張選択にしました。
    ※後で自分でアプリをインストールすることもできます。

ソフトウェア・OSの状態を選択

  • ソフトウェア選択画面の最初の「グラフィックス」「Wifi機器用・・」のインストールは、CPUがIntelやAMDの場合は不要のケースが多いようですが、後で追加するのが分かりづらいため、心配な方はチェックしておくといいかと思います。
  • 「どうやってUbuntuをインストールするか」は、WindowsからUbuntuに切り替えのため、真ん中を選択しました。

アカウント名・タイムゾーンを設定⇒インストール実行

  • アカウント名やログイン時のパスワードなどを設定
  • タイムゾーンを設定(日本の場合は東京)
  • これまでの選択した内容を確認したら「インストール」

再起動とインストール完了後の選択

  • 「今すぐ再起動」を押下
  • ようこその画面で「次へ」を押下
  • Ubuntu ProにアップデートするかSkipするかを選択。ここでは「Skip」にし「次へ」にしました。

Ubuntuインストール完了と初期画面

  • アプリケーション追加画面がでますが、後で追加もできますので、「完了」を押下
  • Ubuntuのデスクトップが表示されます。
    画面左に既定のアプリが表示されています。

アプリ表示と追加

  • 画面左下のアイコンより、PC内のすべてのアプリが表示されます。
  • 「A」のアイコンからアプリセンターが表示され、アプリの追加ができます。

日本語アプリ選択・Wifi設定

  • 画面右上の文字が表示されているところをクリックし、言語アプリの選択ができます。
  • WiFiの接続方法:画面右上のアイコンをクリック⇒WiFiの「>」をクリック⇒一覧から該当のWifiのSSIDを選択
  • WiFiのパスワードを入力し、接続をクリックします。

コマンド操作・ターミナル

これまでマウス操作画面を見てきましたが、もちろん、ターミナルを起動してコマンド操作も可能です。

コマンドに慣れてる方はご存知かと思いますが、ショートカットキー「Ctrl+Alt+T」で表示できます。

いかがでしたか?

Linuxと言えばコマンド操作が主流のイメージでしたが、今回インストールした最新のUbuntuは、マウス操作でも十分操作ができるようになってますね!

興味がある方は、ぜひインストールしてみてください♪

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